影響力の武器を読んで実践したら稼げた話
2年ぶりである。
2年前に起業してなんとか生き残ってるが、
やはり厳しく、
アルバイトを開始した。
日中は無理で、
体力が衰えてきてるので夜間で探していたら
葬儀屋さんの夜間スタッフ(宿直)の募集があった。
時間は夕方から朝までで、
仕事がないときは何をしててもよいと
書いてあったので、早速いってみた。
仕事内容は、
病院などにお迎えに行き、軽く打合せ後戻るというもの。
日によっては本当に何もなく、
夜は本業の仕事をしたり普通に寝たりできるのだが、
一度搬送が入ると2~3時間かかるため、
3~4件入ると一睡もできなくなるギャンブルみたいな
仕事だ。
月に10日ほど出勤で、
社会保険なども付けてくれるので、
ありがたい。
ある日会社からお客様に提案する
「枕花」のキャンペーンが始まった。
枕花の中サイズと大サイズをお迎えの際に
お勧めするというキャンペーン。
報奨金もでる。
値段もなかなかするので
最初はあまり売れず、
売れても月に1個ぐらいだった。
大体打合せの終わりかけに
お勧めをする。
その時のセリフはパンフレットを出して、
「こういった枕花があるのですが、いかがでしょうか」
といった案内をしていた。
ある日家にある不朽の名作
ロバートチャルディー二著、
「影響力の武器」~戦略編~
を読み返していた。
そこで気になった箇所がでてきた。
相手からYESを引き出すには、
6つのカテゴリーがあるという。
①返報性 ②一貫性 ③社会的証明
④好意 ⑤権威 ⑥希少性
一番最初の
「納税期限を守ってもらうための簡単な工夫」で
イギリスで納税の督促状を送る際に
ある一文を加えただけで、
滞納金の86%が回収できたというもの。
ちなみに前年度の回収率は57%。
その一文とは、
単に(そして正直に)
「大多数の国民は納税期限までに税金を納めてます」と
書かれていただけ。
この効果は
③の「社会的証明」となり、
群衆による証拠となるみたいだ。
人間の行動の大部分は、
周囲の人間と同じでいたいというもの。
また、3つの欲求があり、
①なるべく効率的に正しい判断をしたい
②他者とつながり承認されたい
③自分のことを肯定的にとらえたい
ということ。
ようするに
「ほかのみんながやっていることをする」
というものだ。
これを読んで実践したのがお勧めの際に、
「みなさん大体注文されているのですが、枕花はいかがでしょうか?」
という一言を加えた。
この一言でかなり注文してくれる人が増えた。
実際自分以外の他の人では注文する方が多く、
単に自分が取れてなかっただけなので嘘はついてない。
また、
残された家族の気持ちになって考えたところ、
ご家族からの最後のプレゼントになると思い、
そういったことも付け加えた。
自分は販売して報奨金が入り、
お客様は花を見て寂しくない気持ちになり、
会社の売り上げも上がるという
WINーWINーWINの3方良しになった。
もうひとつ加えるなら、
できれば中、大の2択ではなく、
松竹梅の3択にするともっと売れる気がした。
やはり読書は年収を上げるというのは、
証明された。
今はどうしても
ユーチューブやネットフリックスなどで時間を使ってしまいがちだが、
隙間時間などを上手く活用して、
これからも読書を続けたいと思った。