ダン・アリエリーの予想どおりに不合理で4,000円稼いだ
ダン・アリエリーとは?
ダン・アリエリー(Dan Ariely、1967年4月29日 - )は、イスラエル系アメリカ人の教授、作家である。デューク大学の心理学および行動経済学のジェームズ・B・デューク記念教授を務めている[1]。デューク大学先進後知恵研究センター(The Center for Advanced Hindsight)の創設者[2]、BEworksの共同創業者でもある。アリエリーがTEDで行ったプレゼンテーションは780万回以上閲覧されている。また、『予想通りに不合理』、『不合理だからすべてがうまくいく』の著者であり、これらの2冊は『ずる 嘘とごまかしの行動経済学』とともにニューヨーク・タイムズのベストセラーリストに含まれている。
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
今回は予想どおりに不合理を読んでみた。
その中の第5章
「無料のクッキーの力」を参照して実践してみた。
ある日時々遊びにくる75歳のお客さん、
Tさんが来た。
以前買ってもらった品物を取りにきたついでに
俺がやってる中古の家具や雑貨を見ていた。
Tさんはちょっと変わったものが好きで、
色々物色しだした。
Tさんは木製のカタチが変わった置き物に目を付けた。
奇跡的に馬のような形をしていて、
オブジェとしても良い。
「これいくら?」
と聞かれた。
元々リサイクルショップで500円で買ったものだったため、
悩んだが
「いつもお世話になっているので、無料でいいっすよ。」
と言った。
直前に読んだ行動経済学の「無料のクッキーの力」を
実践してみたらどうなるかを試してみたくなったのだ。
するとTさんはめちゃめちゃ喜んだ。
前に買ってもらった荷物とそれを持って帰ろうと
したTさんは、
「せっかくタダにしてもらったから、もう少し見ていくわ。」
と言って物色していった。
2~3分ほどしたらTさんは
「これ貰ってくわ」と言って
座布団マットを2枚選んでくれた。
1枚2,000円で合わせて4,000円。
きっとTさんはそんなに欲しくはなかったと思う。
しかし木の置き物を無料にしたことにより、
無料の力が働いた。
そして返報性の法則もあいまって
何かお返しをしないと気持ち悪くなったのだ。
やはり何かを先に与えると
人は返さなければならないと思うということが
実証された。
今回は4,000円の稼ぎとなった。
きっと木の置き物を無料にしてなかったら
1,000円の売り上げにしかならなかったと思う。
ちなみにアダムグラントの
「ギブ&テイク」という本もお勧めだ。
ざっくりいうと、
「まずは与える」みたいなことだ。
ぜひ読んでみてほしい。